アリスとハロウィンをこよなく愛しているヲタ腐女子、ここに記す。(何
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Date : 2024.05.22 [Wed]
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» それは突然の
Date : 2007.09.24 [Mon]
ある晴れた、少し肌寒い10月の下旬。
青い髪を持つ、実は本性は狐の神様が、突然こんなことを仰られた。
「鼠王国に行きたい」、と。
それは突然の
「ね、鼠王国?」
今現在目の前にいらっしゃる彼こと須佐之男命神・アルトは――アルト、というのは私が命名した。本名は長くて呼びづらいからだ――くどいようだが、少年の姿をしている。それに、実年齢では軽く私の100倍は生きていても、神様の年齢では、彼の精神年齢と外見年齢は人間でいうところの中学2年生だそうな。いつだったか、彼の姉に教えてもらったことがある。
つまり、人間に置き換えて考えてみると、中学2年生の少年が鼠王国に行きたい、というのは結構自然なことで。外見上、違和感はない。外見上のみ、だが。
なんていっても、彼の普段の性格は中学2年生を軽く超えている。まぁ、子供っぽいところもあるにはある。しかし、それはたまにという程度だ。
そんな彼が、夢と冒険と魔法の国へ行きたい、などと。普段の彼を知っている者が聞いたら驚くこと請け合いだ。実際私ともう一人の金髪青年の神様――ロキは、目を見開いて固まった。
ロキに至っては、アルトの額に手を当てて「大丈夫か熱でもあるのか」と実に失礼なことを聞いている。もちろんそれはアルトの気に障ったようで、パシン、といい音を響かせながら彼の手を払った。「あるわけないだろ」の一言を忘れずに。
「別に行ってもいいけど、むしろ私も行きたいけど。なんで急に?」
私はロキのような失敗をしないよう、いつもは食ってかかるけれど今日はソフトにソフトを重ね、さらにオブラートに包んでみた(これが私の中での精一杯だ)。
するとどうだろう。今まで不機嫌そうだった顔をほんの少し赤くさせ、言葉を探すようにそのやさしい緑色をした瞳を上下左右に泳がせ始めた。――不覚にも、かわいい、なんて思ってしまった。
神様っていうのは美形が多い。ただの漫画の読みすぎかと思ったのだが、そうでもなかった。実際、ロキは黙っていれば普通にいい男だし、アルトだって可愛い中学生男子だ。ただでさえ質素な日本人の私はどうすればいい。
前までは肩幅の狭い思いをしながら一緒にいたのだが、今ではすっかり慣れてしまった。もう他人の眼なんてどうでもいい。私が見劣っているわけじゃない、この2人が異常なだけだ、と思うことにした。思っていたい。そうでもしないとやっていられない。いっておくが、決して私はナルシストではない。
アルトが言葉を探し終わったのか、小さく口を開いた。顔はまだ赤い。心なしか、少し恥ずかしそうだ。
「……テレビで、コマーシャル見て。あの、あひるが追っかけられてるのが可愛くて。それに、ハロウィンイベントとか、楽しそうだった、から……」
すべて言い終わったのか、彼は俯いた。そこまで恥ずかしいものなのか。
こちらとしては、あまりの可愛さについ抱きしめてしまったくらいだというのに。
もちろん、私もロキも二つ返事で彼の願いを聞き入れたことはいうまでもない。
end.
*続く、かもね。(ぇ
いやぁ久々に文字が書きたくなってさ。
中学生っぽいアルが書きたかったんだ! やたら夢路がアルを愛でてます。普段じゃありえない!
きっとこの三人がランド行ったら盛り上がるよ。ロキとか喜んで耳付けてそう。夢路もやりそうだ。
アルは最初渋るけど、付けちゃったら意外とノリノリとか! あぁ想像に難しくない!
行きました編書けたら書きます。
青い髪を持つ、実は本性は狐の神様が、突然こんなことを仰られた。
「鼠王国に行きたい」、と。
それは突然の
「ね、鼠王国?」
今現在目の前にいらっしゃる彼こと須佐之男命神・アルトは――アルト、というのは私が命名した。本名は長くて呼びづらいからだ――くどいようだが、少年の姿をしている。それに、実年齢では軽く私の100倍は生きていても、神様の年齢では、彼の精神年齢と外見年齢は人間でいうところの中学2年生だそうな。いつだったか、彼の姉に教えてもらったことがある。
つまり、人間に置き換えて考えてみると、中学2年生の少年が鼠王国に行きたい、というのは結構自然なことで。外見上、違和感はない。外見上のみ、だが。
なんていっても、彼の普段の性格は中学2年生を軽く超えている。まぁ、子供っぽいところもあるにはある。しかし、それはたまにという程度だ。
そんな彼が、夢と冒険と魔法の国へ行きたい、などと。普段の彼を知っている者が聞いたら驚くこと請け合いだ。実際私ともう一人の金髪青年の神様――ロキは、目を見開いて固まった。
ロキに至っては、アルトの額に手を当てて「大丈夫か熱でもあるのか」と実に失礼なことを聞いている。もちろんそれはアルトの気に障ったようで、パシン、といい音を響かせながら彼の手を払った。「あるわけないだろ」の一言を忘れずに。
「別に行ってもいいけど、むしろ私も行きたいけど。なんで急に?」
私はロキのような失敗をしないよう、いつもは食ってかかるけれど今日はソフトにソフトを重ね、さらにオブラートに包んでみた(これが私の中での精一杯だ)。
するとどうだろう。今まで不機嫌そうだった顔をほんの少し赤くさせ、言葉を探すようにそのやさしい緑色をした瞳を上下左右に泳がせ始めた。――不覚にも、かわいい、なんて思ってしまった。
神様っていうのは美形が多い。ただの漫画の読みすぎかと思ったのだが、そうでもなかった。実際、ロキは黙っていれば普通にいい男だし、アルトだって可愛い中学生男子だ。ただでさえ質素な日本人の私はどうすればいい。
前までは肩幅の狭い思いをしながら一緒にいたのだが、今ではすっかり慣れてしまった。もう他人の眼なんてどうでもいい。私が見劣っているわけじゃない、この2人が異常なだけだ、と思うことにした。思っていたい。そうでもしないとやっていられない。いっておくが、決して私はナルシストではない。
アルトが言葉を探し終わったのか、小さく口を開いた。顔はまだ赤い。心なしか、少し恥ずかしそうだ。
「……テレビで、コマーシャル見て。あの、あひるが追っかけられてるのが可愛くて。それに、ハロウィンイベントとか、楽しそうだった、から……」
すべて言い終わったのか、彼は俯いた。そこまで恥ずかしいものなのか。
こちらとしては、あまりの可愛さについ抱きしめてしまったくらいだというのに。
もちろん、私もロキも二つ返事で彼の願いを聞き入れたことはいうまでもない。
end.
*続く、かもね。(ぇ
いやぁ久々に文字が書きたくなってさ。
中学生っぽいアルが書きたかったんだ! やたら夢路がアルを愛でてます。普段じゃありえない!
きっとこの三人がランド行ったら盛り上がるよ。ロキとか喜んで耳付けてそう。夢路もやりそうだ。
アルは最初渋るけど、付けちゃったら意外とノリノリとか! あぁ想像に難しくない!
行きました編書けたら書きます。
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